忘れがちな日々

楽しそうな波には自ら呑まれにいく

長崎に行ってきた(はじめに)

「長崎」に行ってみたいと思い始めたのは、たぶんデイリーポータルZを読んでいた頃で10年ほど前の話だと思います。T・斎藤さんの長崎にまつわる記事が大好きで土地への憧れが芽生えました。あとねこが大好きでのらねこに会えるかも?と思ったり、軍艦島上陸したい!とか、長崎バイオパークというふれあい&えさやり体験満載の動物園に行ってみたいとか、10年単位で片思いしていたので行きたい場所いっぱいありすぎて、計画立てるの大変なことになりました。

 人生はじめて予定休を三連続で取りました。いつも予定休はお盆や年末の有休取得奨励日で取るか、あとは病欠で有休を使うか(風邪は引かないくせに慢性疾患が多すぎるため、念のために有休残して過ごしています)旅行のために!平日に!休みを取るという行為が社会人二十うん年目にしてはじめてで、かなり非日常な体験でした。
今回はひとり旅ではなく、母と一緒。母曰く「そろそろいい歳なので一緒に旅行できる機会も少なくなっていくのでは」というわけで。いや、でもそう常日頃言っているひとにかぎって長生きすると思われるので、弱気な言葉は右から左へ受け流し、ふたりで行けそうな感じのプランを立てることにしました。平日三連休+土曜日の三泊四日、日曜は休息にあてて、月曜から社会復帰するという計画! 旅行の時期は仕事場に相談して閑散期を指定してもらいました。(ただ計画を立て始めてから、もう少し早いか遅いかにすればハウステンボスのお花のイベント見ることできたのになー、って気づきましたが仕方がない…)
ソラシドエアでバーゲン75を、楽天トラベルで評価が高い長崎市内のホテルを二泊分、ハウステンボスの公式サイトから憧れのホテルヨーロッパ一泊を手配。
最初は乗り物に弱い母に遠慮して船には乗らないというプランに。(この時点では軍艦島は諦めてました) 移動の問題からバイオパークが無理そう?となって、長崎ペンギン水族館にスイッチ。旅行10日前くらいに、「せっかく行くんだから島巡りとかしたい」と母が言い出して、「えっ、船…!いいんですかー!」って九十九島のクルーズとダメ元で軍艦島上陸ツアーのプレゼンをしたところ、「せっかく行くんだし」という言葉に「いいんだな後悔しないな?」って上陸ツアーのWeb予約をしたのが出発一週間前。平日旅だったので、予約がギリギリでも空席あったのよかった~
旅のプランの話とはずれるけれど、今回の旅行ではじめてスーツケースを使いました。いままで1~2泊くらいなら肩掛けもできるボストンバッグで出かけていたのだけど、昨年左側の胸郭出口症候群になってしまい、なぜか今年右側も発症してしまったので荷物は担いで歩けないかなと思って。近所の安売り屋さんで投げ売られていた2500円ほどのスーツケース。帰りにはおみやげもいっぱい詰め込んで、でも肩や腕には負担なくて。買ってよかったなーって思いました。