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忘れがちな日々

楽しそうな波には自ら呑まれにいく

新規ハイの色々 CHaCK-UP篇

舞台

2015年、新たに足を踏み込んだ沼地を紹介するよ。

 
2015年1月公演から見始めたちゃっくちゃん。
前年のネルフェスで、ネルケのアイドルステージを体験していたとはいえ、行ってみたい!と飛び付くには、あと少し背中を押してくれるなにかが欲しい、と思っていたところ、佐藤流司と福島海太が出るぞという情報で完全に背中押されたやつ。テニミュデビューが2nd四天宝寺というわたしは、四天のみんなに、かなり弱い。
当時の衝撃を一年弱経ったいま思い出せないので、Twitterを見返してみたのですが、
「これは楽しすぎるやつ! 」
「これは癖になるやつ、やばいやつ!」
「お見送りがみどりのひとと、かいたくんとヤマト君だった!!うおおおお」
「CHaCK-UP不勉強すぎて役名じゃなくて色でしかわかんないけど、これから覚えるよ…! 」
ネルフェスの時にカルチャーショックがひどすぎたのが CHaCK-UPをはじめとするアイドルシリーズだったのだけど、劇場で見てしまうと、すんなり世界に入れたというか。黄色の子がけっこう好きだわ(だから名前… 」
「前が通路&通路際という好位置すぎたので、客降りはひたすらめっちゃ手を振った。アイドルステージで気分高揚してるからその雰囲気のままキャーってできた。しあわせすぎる。」
「思えば遠くへきたもんだ(もうどんな設定だってなんでもどんとこい」

なにがなんやらわからない。

ただほんとすごく衝撃だったことは確実で、第一部の演劇と第二部のライブという構造がおもしろいなぁと。演劇とライブは別物っぽいけど、まったく別ではなくて、演劇での設定を踏まえた上のライブであるということ。設定を知らずにライブを見ても楽しいかもしれないけど、設定があるから楽しいんでしょとも言える世界。その場で見えている覗き穴のようなものは狭いんだけど、その奥が無限に広がっている感じ、それも何層ものレイヤーが重なっている状態。

そして、興味深いのが、客側がその世界観とレイヤーの重なりを正しい状態で共有しているということ。公式の話も裏話もすべてを「設定」として、古株のファンから新規ハイまでみんなが知ることができて、それを踏まえて楽しめる世界。現実のアイドルと似て非なる部分はそこではないかな、って思っている。

 

  • レイヤー0:キャスト本人(アイドルを応援しているという立場になっている)
  • レイヤー1:SOJ学院の高校生という役
  • レイヤー2:宇宙人という設定のアイドル

宇宙人アイドルとしてライブをするんだけど、それはスペーストリップと呼ばれていて、劇場をひとつのシャトルとしてアイドル個人をクルーと呼んで、観客をいろんな星を巡る旅に連れていってくれる。

 

レイヤー0のキャスト本人情報は現実世界の話なので置いといて、レイヤー1と2に関しての情報は公演、パンフレット、チラシ、ブログ、Twitter等ファン(CHaCK-UPの場合「チャーム」と呼ばれる)に一律に与えられている。宇宙人アイドルに扮している高校生の時の、各個人の性格や態度、関係性、好きなものとか、そして宇宙人アイドルで活動している表向きの彼らの情報も同じく公開情報として存在している。現実世界のアイドルでいうところのプライベートな私生活の部分を「SOJ学院の高校生」という面を用いて見せることで、ファン歴に左右されやすい裏話を含めた膨大な情報を前提としたアイドルを、誰もが健全に楽しむことができるという世界観。
「○○って実は▲▲なんだってー」みたいな噂話を得意としていなくて、バンドマンでもアーティストでも、ステージに立ってるそれだけに興味を持つタイプのわたしにとって、高校生の彼らは○○だけどアイドルだと▲▲になるんだよ、っていう裏話を知るのは情報過多すぎて当初混乱してたんだけど、何回か体験するとそれが当然であるかのように慣れることができた。オフィシャルにされている裏話や設定には、知ってしまったことによる後ろめたさがなくて、知れば知るほど楽しみが倍増することがわかったから。
で、この冬の本公演では、さらにレイヤーが増えた。
 
  • レイヤー3:彼らがシャトルに乗り込むまでの経緯
Episode0としてキャップが冥王星で王子だった頃のお話が追加されて、設定が増えた。増えたというより、見えていない部分が見えることにより厚みが増した。どんどん増える設定、大歓迎である。
 
ちなみにわたしは、基本的にはヴィーくん好きだけど、ダンス過多曲ではピンクのサイリウム振りたがりの、曲ごとに見てるクルーが違う固定の誰かを選びきれない移ろいやすい箱推しです。